残雪の焼山 2度のアタック


焼山もしくは新潟焼山は、標高2400m。
新潟県糸魚川市と妙高市にまたがった場所に位置しています。

火山活動が活発化したために平成28年に入山規制されましたが、
昨年度その規制が解除されました。

この春、私は3年半ぶりに焼山に登ってみることにしました。

5月5日(日) AM6:30、仲間と2人で糸魚川市の笹倉温泉から登山開始。
登山口から山頂まで往復20㎞の距離。累積標高差は2000mにおよびます。
この標高差は弥彦山のおよそ3倍に相当し、雪山としてはかなりハード。
「歩けども歩けども、いっこう焼山は近づいてこないなぁ…」

歩き始めて7時間30分、どうにか山頂手前の火口縁まで登ったもののスタミナ切れ。
その日は惜しくも山頂まで到達せずにリタイヤとなりました。
「もうマジムリ。今日はここで敗退しましょう…」

次の週 5月12日(日)に、今度は1人で焼山へ再アタック。
先週の反省点を踏まえ、体力を温存しながらジワジワと高度を上げます。
そして登山口から7時間、ついに焼山山頂に到着!
2週にわたってのアタックでしたので、感激もひとしおでした。

誰もいないたった1人の山頂。奥では噴煙が音を出して吹き出し、
あたりには硫化水素の臭いがたちこめています。
他の山には無い、焼山独特の雰囲気です。

すぐ目の前には火打山や妙高山、遙か彼方には白馬連峰の山々が連なります。
そうしたスバラシイ風景に囲まれながらラーメンをすすり、
すっかり満足してのんびり春の山を満喫しながら下山しました(^^)/