谷根の春 米山・谷根コース

『米山・谷根コース登山』
2025年4月22日(火)、柏崎市と上越市のまたがる日本300名山『米山』に登ってきました。
米山の標高は993m。1000mに満たない山ですが、今回登ったのは最もハードな「谷根コース」。
登山口から山頂まで、標準コースタイムは3時間30分。
難度は『粟ヶ岳』や『蒜場山』と同等の中級レベルです。

7時48分、登山口の猿飛橋を渡って谷根川左岸へ移動し,登山開始です。
序盤、前山までは急斜面が連続し、あっという間に汗が噴き出します。
トキワイカリソウやカタクリに元気をもらい、粘り強く登り続けました。


8時48分、前山を通過すると、しばらくは平坦な尾根歩きとなります。
ただ、前山から先は雪道に変わりました。雪に倒された灌木ヤブが行く手を阻み、
誰もいない中で難儀をしながら進み続けました。

10時26分、雪の急斜面に少し怖い思いをした後、熊野権現(880m)を通過。
ようやく米山のピークが近づきました。
ここから先も、雪のナイフリッジや急斜面など、注意しながら進みます。

この時期、谷根コースには登山者がほぼいません。滑落しても誰も助けてくれません。
しくじったらケガをするか、あるいは命を落とすこともあるかもしれません
複数で登山するのと異なり、単独登山はこうした点が難しいのです。

10時55分、ついに『米山』の山頂に到着!
すばらしい快晴で、北アルプスから越後三山、そして飯豊連峰まで見渡せました。


夕方からは授業があるため、ランチを済ませて速やかに下山開始。
アイゼンを装着し、急斜面を慎重に下ります。
下山路では、単独男性の登山者1名に出会い、そして危険箇所を伝えました。

13時30分、無事に下山終了。登山口付近では、満開のヤマザクラが迎えてくれました。

『たんね、いいね 桜とハナモモ』
実は、今回『米山・谷根コース』を登ったのには、理由がありました。

数日前の4月14日(月)、たまたま谷根集落を訪れ、満開の美しい桜に出会いました。
そして、この谷根は「ハナモモ」で有名なことも知りました。

そのハナモモを一目見たくて再度この地を訪れ、そして米山登山につながりました。