秋の始まり 越後駒ヶ岳登山

2025年9月28日(日)、魚沼市にあります『越後駒ヶ岳』に登ってきました。
標高2003m。越後三山の1座で、堂々とした風格のある山です。

登山コースは複数ありますが、この日は「駒ノ湯コース」から登りました。
朝7:00に登山開始。登山カードを記入して出発です。
登山者がまれな、実にしずかなコース。長くてきつい登りが続きます。

今年は熊があちこちで多数出没しているため、こうした人の少ないコースは要注意です。
熊鈴を携行するのはもちろん、さらにホイッスルを鳴らして音を出しながら登りました。


誰にも会わないまま2時間登り続け、小倉山(1378m)を通過。
小倉山直下の分岐点を過ぎ、ここからは「枝折峠コース」と合流します。

枝折峠コースは登山者が多いため、熊と遭遇する危険も一気に少なくなります。
「あぁ、ようやく安心できます。登山が楽しめますね…」

分岐点を通過するとまもなく、森林限界を超えて展望も開けてきます。
正面には越後駒ヶ岳、そして左手側には荒沢岳(1969m)が聳えます。
素晴らしい青空の下、ガッツリ汗をかきながら急登「前駒」を通過しました。


前駒を通過すると、下山してくる大勢の登山者とスライドします。
まだ午前10時30分でしたが、もう下山です。登山する人たちは行動が早い。
おそらく「雲海」を見ようと、未明の暗いうちから登り始めたのでしょう。

駒ノ小屋を通過し、水場で水を補給したあと、山頂へ向かいました。
山頂部では、一部でドウダンツツジの紅葉が始まっていました。
「紅葉を楽しむには、ちょっと早かったかも…」
今年は暑い日が長く続いたため、紅葉が例年よりも遅れているようです。

そして午前11時05分、越後駒ヶ岳の山頂に到着しました。
山頂では7~8名の登山者たちが、休憩しながら展望や食事を楽しんでいました。
私は埼玉県から来た男性とおしゃべりしながら、ランチを楽しみました。

1時間ほど休憩したあと、11時57分、山頂より下山開始。
ほとんど誰も居なくなった登山道を、熊に警戒しながら3時間かけて下山しました。