真夏の戸隠連峰縦走


8月2日(日)、新潟県と長野県の県境に位置する戸隠連峰に行ってきました。
この日に歩いたのは西岳→本院岳→戸隠山と縦走する上級コース。
谷まで切れ落ちた岩場、そして鎖場が連続する危険なルートです。

朝4時に起床。上信越道・信濃町ICを降り、そこから戸隠高原「鏡池」駐車場へ。
ヘルメットやグローブを装備して、7時20分からアタック開始。
序盤は沢を渡渉したり草原を歩いたりしますが、徐々に登山道は険しくなります。

P1尾根に取り付くと一層険しさが増し、垂直な岩場やヤセた岩稜帯が連続。
緊張感とムシ暑さで、水筒の水がみるみるうちに無くなります。

「オレはこんな山で何をやっているんだろう?」
つらさのあまり、ついそんなことを思ってしまいました。

そして登り始めて4時間、誰にも会わないまま最初のピーク第1峰に到着しました。


第1峰からは稜線歩き。西岳→本院岳→八方睨→戸隠山と縦走します。
稜線上では花たちに迎えられましたが、アップダウンが多くて苦戦。
ガスで展望も利かず、とにかくガマンの登山が続きました。
一瞬、ヤセ尾根で足を踏み外し、崖へと転落しそうになる場面もありました。

アタック開始から7時間半、ようやく最終目的地「戸隠山」に到着。
苦しい登山だっただけに、ピークに達したときは大きな達成感を感じました。
「大変だったけど、登ってよかった…」

周回コースのため、下山時はルートが変わります。
下山時も険しさで有名な「蟻ノ戸渡り」「胸付き岩」を通過しなければなりません。
疲労のためムリはせず、ゆっくりと安全を第一に下山を続けました。

16時25分、無事に登山口を通過。
観光名所「随神門」をくぐり、そこからおよそ1時間歩いて駐車場に到着。
汗まみれ、泥だらけになりながら、真夏の暑い1日が終わりました。